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鋭く尖った事業が集まり、
世の中をより良く
変えていく。

株式会社ベイシアグループ総研
代表取締役社⻑
土屋 裕雅
HIROMASA TSUCHIYA
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会社設立の経緯とミッション
ベイシアグループ総研設立の経緯は、2019年、私が株式会社カインズの代表取締役会長に就任した時まで遡ります。これまでベイシアグループでは、グループを統括するような組織はなく、それぞれの会社が独自の方針で経営を行っていました。それによって、独自の文化や強みが磨かれていく利点はありましたが、同時にグループ内でのノウハウの共有やリソースの活用がされていない状態でした。グループ全体を俯瞰して眺めた時、今後さらなる成長をするためにはグループ全体の経営を支援する組織が必要だと考え、「ハリネズミ経営(※1)」というグループ経営の在り方と、それを実現するための支援組織としてベイシアグループ総研を設立することにしました。
(※1)「ハリネズミ経営」とは、ホールディングスのようにグループ企業全体を統括する組織形態はとらず、ハリネズミの針のように1本1本の事業会社の個性や強みを尖らせ、各グループ会社が独自の経営戦略やブランドを推進していくベイシアグループが標榜するグループ経営の在り方。
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私たちが目指す組織とプラグインの思想
私たちが目指すのは、「各グループ会社が独自の個性と強みを持った事業を展開する」企業グループになることです。あえてホールディングス経営という形をとらず、あくまでグループ各社の発展を支援する立場をとっているのは、この目指すべき姿があるからです。特に小売業では、ホールディングス化することで、1つ1つの事業会社の個性が弱まってしまうことがあります。強いグループブランドをつくるのではなく、強いブランドが集まるグループをつくる。このように、ハリネズミ経営でいう「針を尖らせる」戦略を続けてきたことで、グループ31社(2023年2月時点)で総売上1兆円を達成するなど、競争の激しい小売業界においても成長を続けてきました。私たちが提供するサービスやリソースはすべて「プラグイン」の考え方に則っています。グループ各社が必要と感じたら活用するというプラグイン形式にすることで、各社の個性を消すことなく事業が推進できる経営支援の仕組みを構築しています。
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大切にする想いと私たちが描く未来
私たちが大切にしているのは、お客様の暮らしや世の中をより良くすることです。グループ企業の「カインズ」の由来でもある「Kindness(親切)」という言葉がありますが、お客様に本当の意味でKindnessと思ってもらうには、突き抜けたサービスをつくる必要があります。期待以上のサービス、思ってもいなかった生活の喜びを、お客様に感じてもらうことが「事業の尖り」となっていきます。M&Aや業務提携によって既存事業と新しいサービスを融合させたり、グループのリソースを活用した新規事業を開発したりと、「尖り」をつくり出す方法は様々です。私たちの役割は、その「尖り」をつくる手段を提供・開発すること。そして、グループ会社1つ1つを変化させることで、お客様の行動と想いを変化させ、それが世の中に波及していく未来をつくることです。ベイシアグループの発展を通じて、より良い暮らしをつくっていきたいと思っています。