MEMBERS
社員紹介
上席執行役員
ベイシアグループ事業開発本部長
渡邊 喜久
YOSHIHISA WATANABE
PROFILE
新卒で総合商社に入社し、36年間勤務。主に情報産業領域を専門としてIT・エレクトロニクスの分野で活躍。エレクトロニクス事業部長を経て、グループのシンクタンクの副社長として出向。政治経済から産業・技術トレンドまでの情報を収集・分析し、各事業部へ発信する業務に携わる。その後、2019年7月に(株)カインズへ社長補佐(経営企画担当)としてジョイン。ベイシアグループ総研の立ち上げにも関わり、現在も当社の事業開発の推進を牽引する。
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カインズにて社長特命ミッションを担当。
ベイシアグループ総研の立ち上げに
貢献する。私は総合商社で36年間キャリアを歩んできました。様々な業務、責任あるポジションを経験し、次のキャリアをどうするか考えていた時に、カインズからのオファーを受けました。当時カインズ社長だった土屋さんと直接面談したのですが、土屋さんが、「IT小売り企業」宣言をした直後の頃で、実は「シリコンバレーに支店を立ち上げる際の駐在員として来てくれないか」というのが当初のオファー内容でした。ですが、その検討途中でその話は変化して、シリコンバレーでファンドを立ち上げることに。そして私は、そのオペレーションを担当する役割として、カインズに入社することになります。
入社の決め手となったのは、土屋さんの人柄が何より大きかったと思います。オーナー社長は通常難しい人が多いですが、土屋さんは全然威張ることなく、誰よりも人の話しを聞く姿勢を持っている一方、visionaryかつ強烈な未来志向で、そんな土屋さんが描く成長プランに強く共感することができました。入社後は、ファンドの管理業務と並行して、リフォームプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当したり、商品本部の強化プロジェクトの推進を任されたりと、土屋さんのすぐ近くで特命ミッションを担当。そんな中、土屋さんから「ベイシアグループ総研」の構想を聞き、会社の立ち上げを支えていくことになります。
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新規事業開発の
プロフェッショナル集団を目指す。
各分野のプロフェッショナルを集結させる。ベイシアグループ総研での私のミッションは、新規事業開発のプロフェッショナル集団をつくることです。そのために必要なのは、様々な分野に長けたタレントを揃えていくこと。幅広い分野のプロフェッショナルを揃えることで、常に複数の新規事業案件やM&A案件が平行して走っている状態にしたいと考えています。
長く勤めていた商社での考え方として、新規事業を検討する際は、同じ労力をかけるなら事業規模の大きな領域や利益率の高い事業にフォーカスしていくのが定石ですが、当社において一番重視するのは、ベイシアグループが大切にする価値観に寄り添うものかどうかということです。人々が困っていることを解決するサービスであったり、人々の暮らしをより良くする事業であれば、事業規模の大小は問わないというのが土屋さんの考えでもあります。決して大発明をする必要はありません。人々のニーズを的確にとらえ、既存のサービスに「ひねり」を加える。そんな「For the Customers」の理念を体現するような新規事業をいくつもつくり上げていきたいと思っています。
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メンバーを育て、強い組織をつくる。
脳に汗をかく人と一緒に仕事がしたい。強い組織をつくり上げるためには、即戦力となるプロフェッショナル人材を集めていくだけでなく、同時にメンバーの育成も行っていくことが大切です。そのためにも私は、事業開発室長である斉藤さんと共に、可能な限りすべてのミーティングに参加するように心がけています。当社には優秀な若いメンバーが集まりますが、経験値という部分でまだまだ甘い部分があります。よく若いメンバーには「脳に汗をかけ」と言っています。例えば、新規事業の提案書をつくるとしても、それを単なる作業として行うのか、自分のお金をつかって実行する感覚で計画を考えるのでは、出てくるアウトプットが大きく違います。本当に論理的か、計画にリアリティはあるのか、自身で必死に考えることが成長につながっていく。そのことをこれまでの経験を総動員して若手メンバーには伝えていきたいと思っています。
また、成長したい若手にとっては、当社はまたとないチャンスであり、自分自身で活躍の場をいくらでも広げていける環境だと思います。売上1兆円規模の企業グループのTOPである土屋さんがすぐ近くにいて会話ができ、直接プレゼンをすることもできる。そんな環境はなかなかありません。成長意欲があり、脳に汗をかくことを厭わない人。幅広い業界に興味を持ち、常にアンテナを張っている人。スピード感のある環境で、事業開発を行いたい人。そんなメンバーと一緒に強い組織をつくり、新しい事業を育て、次世代のベイシアグループをつくっていきたいと思っています。